人探し探偵の選び方

探偵に騙され、探偵に感謝した管理人が、体験を元に信頼できる探偵の選び方をお伝えします

【管理人の人探し探偵調査体験談④】悪徳探偵事務所とのクーリングオフ闘争

前回の記事では、私が怪しさ前回の悪徳探偵事務所の探偵と面談し、

契約を交わして料金16万2000円を振り込むまでのエピソードをお話ししました。

tanteinoerabikata.hatenablog.com

今回は、この悪徳探偵事務所の怠慢とクーリングオフまでのことを書いていきます。

一向に進まない調査と深まる疑念

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Z探偵事務所の銀行口座に入金を完了し、事務所に電話をかけました。

入金完了からが調査のスタートです。

 

「入金ありがとうございました。入金を確認次第、調査を始めます。

調査に進展があれば、3日に1回程度の割合で報告します」

 

Z探偵事務所の言葉を信じ、私は3日間首を長くして待ちました。

 

そして3日後。夜8時をまわっても電話はありません。

待ちきれなかった私は、Z探偵事務所に電話をかけてみました。

 

「いまデータに当たっているんですけど、まだ情報が出てこないですね。

これからもデータを回していくので、また3日ほどお待ちください」

 

「それと、今は事務所のフリーダイヤルにかけてもらっていますが、

今後は私の携帯電話に電話をかけてください」

 

やはり3日じゃ情報は出ないかと、期待していた分肩を落としました。

 

あとは、フリーダイヤルで電話してはいけないというのも気にかかりました。

フリーダイヤルといってもZ探偵事務所の携帯電話に転送されているだけなので、

探偵が外出中でも電話を取ることができます。

 

調査について話す時は長電話になる可能性もあり、通話料金の都合上、

私から電話をするのは嫌だったのですが、Z探偵事務所の配慮は皆無でした。

 

そしてさらに3日後。

この日も夜まで連絡はなくこちらから連絡したところ、

調査に進展はありませんでした。

 

こうしたZ探偵事務所の態度や契約までの流れ、調査の遅さなどを考えた時、

私のZ探偵事務所への疑念は深まり、別の探偵事務所を再び探し始めました。

クーリングオフの決意&通知書の作成

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Z探偵事務所の調査が開始してから6日目。

ようやくこれまでの不可解な点に気づき始めた私は、別の探偵事務所を探すと同時に

クーリングオフの方法も調べていました。

 

調べてみると、クーリングオフの通知をできるのは契約を交わしてから

8日以内ということがわかりました。

 

契約書の日付を見ると、契約を交わした翌日、つまり入金日が契約日になっていたので

クーリングオフを通知できるのは残り2日しかありませんでした。

 

また、インターネットで調べてみると、

「探偵の事務所で契約するとクーリングオフできない」

「喫茶店などで契約した場合はクーリングオフできる」

など、いろいろな情報が飛び交っており、

契約をクーリングオフできるかどうかよくわかりませんでした。

 

 

しかし、このまま泣き寝入りするのも嫌だったので、

行政の消費者生活センターに相談してみることにしました。

 

行政の消費者生活センターに電話をしたところ、

明日の13時から相談できるということでした。

 

また、自分でクーリングオフの書面を作成し、センターで手直ししてもらおうと

自分で通知書を作成することにしました。

(自分で作成しなくても、消費者生活センターで相談員と一緒に

作成できるかもしれないので、無理に作成する必要はないと思います。

詳しくは、お住いの自治体の役所に問い合わせてください)

 

内容証明で通知書を出すため、書式のルールはありましたが、

書き方やサンプルはインターネットにアップされていたため、1時間ほどで書き上げ、

内容証明に必要な3通を印刷しました。

 

もし間違っていても、役所で直してもらえるので安心です。

役所にクーリングオフの相談

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そして翌日。

消費者生活センターに行くと、個室に案内されます。

クーリングオフなどはプライベートな内容を含むため、

個室での応対になるのでしょう。

 

担当は、50代か60代の女性でした。

探偵の人探し調査をクーリングオフしたいと言うと、一瞬怪訝な顔をしました。

「うーん、探偵はクーリングオフできるかどうか微妙なんですよね」

 

相談員さんは、机の上のクーリングオフの手引きのような本のページを開き、

続けて説明します。

クーリングオフって、基本的には訪問販売などでするものなんですよね。

だから、今回のケースでクーリングオフできるかは正直微妙です」

 

「でも、インターネットには、喫茶店などで契約した場合、

クーリングオフできると書いてありました。

私の場合は、車内で契約をしたため、クーリングオフできるのではないでしょうか」

 

このように少々話し合った後、相談員さんはとりあえずZ探偵事務所に

電話してみようと、受話器をとりました。

 

「もしもし、Z探偵事務所ですか。こちらは消費者生活センターの〇〇です。

先日X月X日に、〇〇さん(私のこと)とおたくで調査契約を結びましたよね?

あれをクーリングオフしますので、連絡いたしました」

 

クーリングオフに慣れているのか、拒否を寄せ付けない断固とした口調です。

電話の向こうでは、Z探偵事務所が私と話したがっているようですが、

相談員さんは取り合いません。

「いえ、おたくとお話しすることはありません。

本日通知書を送付するので、2、3日以内に返金してください。

わかりましたね、ではよろしくお願いいたします」

 

電話を終えると、

「2、3日以内に返金すると言っていますが、本当に払われるかわかりません。

とりあえず、書面を送付しましょう」

ということなので、私は作成してきた書類を提出しました。

 

日付や書式、内容などを確認してもらい不備はなかったので、

そのまま簡易書留で送付することにしました。

 

私は内容証明の方が良いと思っていたのですが、相談員さんは簡易書留で大丈夫だと

言うので、郵便局の場所と簡易書留の方法を教えてもらいました。

 

「2、3日経っても振り込まれない場合は、また私に連絡してください。

また私からZ探偵事務所に早く振り込むように電話を入れておきます」

 

私は初めて消費者生活センターを利用しましたが、非常に心強いなと感じました。

 

その一方で、いまだに彼女は見つかっておらず、

早く信頼できる探偵事務所に相談せねばと焦りも感じていました。

 

その⑤に続く

(その⑤にも詳しく書きますが、結局全額返金されました)